2017年 05月 15日
広島伝統インチキ捕手、次世代育成できるか
出典:http://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=001-20161031-01
広島カープには、達川(現ソフトバンクヘッドコーチ)という捕手がいました。
一応、歴代捕手では名捕手ということになっていますが、そのインチキプレーの数々には相手チーム&審判、自チームのコーチや監督(おそらくチームメイト)もタジタジ…(笑)
とはいえ、多くの一流投手の女房役として広島の黄金時代を築いた1人でもあります。
そんな達川が、昨シーズン中にカープのベテラン捕手である石原捕手を褒めていました。
達川が褒めるなんて!と石原に着目したところ、達川が褒めていた点は捕手力や投手からの信頼の厚さなどではなく、どうやら自分を超えるインチキ戦術を持っていたからのようです(笑)
ただ、達川は口も達者で目立ちたがり屋だったのに対し、石原は地味で真面目。
一体、どう判断すれば達川よりインチキと言えるのか…と疑問に思っていたのですが、どっこい石原はその人柄らしからぬ?インチキプレーを連発していました。
例えば、捕手の時は、ボールを見失った際、砂を持って一塁走者を牽制したり。
また、打者の際は、素知らぬ顔で2塁から3塁へ行ったり。緒方監督や高コーチなど首脳陣もビックリの戦術!!
あるときは、振り逃げ→犠打(ノーヒット)で1点を取ったり。
さらに、空振りでスクイズ失敗したにもかかわらず、運よくワイルドピッチで走者一掃されて2点入ったり。
高度な頭脳プレー?という感じがしないでもないのですが、それでも石原捕手の一生懸命さが伝わってくるプレーばかりです。
というわけで、カープの黄金時代を築くためには、類まれなインチキ捕手が不可欠といえます!
會澤、磯松、板倉以外の捕手の育成にも、力を入れて欲しいところですが、インチキ戦術は誰かから教えられて会得できるものではありません。
達川や石原を見れば分かるように、その数々のプレーは勝利への執念が生んだ結果なのです。今後カープに、類まれなインチキ捕手が誕生することを願うばかりです。